ラグビー初心者に送るブログ ~ルール編2(ポジションFW)~
おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
コロナで外出自粛が続いておりますがみなさんいかがお過ごしでしょうか?
三回目のブログとなりました今回は、前回に引き続きラグビーのルール紹介をしていきます!
前回はラグビーの服装・試合時間・人数について紹介しましたので気になる方はそちらからどうぞ。また、どこの誰が書いているのかわからない状況で読んでいただくのも大変恐縮ですので、ぜひ第一回の記事の自己紹介、太字の部分だけでも目を通していただきたく存じます。
それでは前置きはこれくらいにして、早速参りましょう!
ラグビーのポジションって何があるの?
ラグビーは15人でやるスポーツだということを前回の記事で紹介しました。
では、その15人の構成はどうなっているのでしょうか?
番号の小さい順に見ていきましょう!ラグビー経験者なりのここだけの小話も挟んでいきますね!
今回はフォワード(FW)編です!
1・3:プロップ(PR)
1番と3番はプロップと呼ばれる大男が担うポジションです!このポジションはスクラムの最前線で敵と闘います。1番が左側、3番が右側です。スクラムの最前線では1トンを超える力が加わるため、首の太さはラガーマンの中でもかなり太いです。また、屈強な相手との押し合いに勝つため、全身の筋肉もかなり大きいです。スピードよりパワーっていうイメージでいいと思います。
私、実は1番プロップを経験したことがあります(体はそこまで大きくないのですが)。プロップというポジションはスクラムでただ押すだけでなく、緻密な技術を要する職人技を身につけねばなりません。私は体重こそありませんでしたが、技術を身につけることで自分より20kgほど重い相手と渡り合うこともできました。また、左右のプロップは技術が全くと言っていいほど異なるので、1と3を両方できる人はほとんどいません。それほどスクラムが繊細だということなんです。かなりきついですがやりがいのあるポジションです!
また、このポジションは屈強さ故にラグビー初心者からしたら怖い存在かもしれませんが(テレビで見る稲垣選手はいかついですよね)、喋ってみるとどのポジションより温厚で優しい人が多いですよ!
2:フッカー(HO)
2番はフッカーと呼ばれる、これまた職人色の強いポジションです。このポジションの仕事はスクラムの最前線で両プロップの間に入ってスクラムをコントロールすること。これがかなり重要で、屈強な体だけでなくプロップ同様高度な技術が必要になります。また、ラインアウトではスロワー(ボールを投げ込む係)を担うことが多いなど、あらゆるセットプレー(スクラムとラインアウトのこと)やフィールドプレーでも器用さが求められるポジションでもあります(セットプレーについては別に解説しますね!)。日本代表の堀江はサイズこそ大きくないですが、BKレベルの圧倒的な器用さでセットプレー、フィールドプレーともに牽引するプレーヤーです。まさに理想のフッカーと言えます。
1・2・3番をまとめてフロントローと呼びます!フロントローはスクラムでの消耗が大きかったり、全ポジションの中でこれらのみその専門性が認められていたりすることから、リザーブには必ず配置されています。フロントローの選手は必ず訓練を積んでいないといけないので、そうでない他のポジションの選手がフロントローとして出場することはできません。つまり、リザーブにフロントローがいないと万が一スタメンのフロントローがケガをして退場した際に替えがいないということになってしまいます。
4・5:ロック(LO)
4・5番はスクラムの二列目でプロップを押すロックです!4が左、5が右。プロップと違ってロックは両方できる人は珍しくありません。身長が高い大男が担う場合がほとんどなので、ラインアウトでは多くの場合でジャンパー(跳んでボールをキャッチするポジション)を務めます。
「献身的」という言葉がピッタリくる選手が多いです。決して目立たないけど泥臭くタックルし続け、ボールを持てばブレイク(相手のディフェンスラインを抜けること)こそしないけど一歩でも前へ進みます。日本代表だと最も注目されたのがトンプソン・ルーク選手だと思いますが、彼は38歳という年齢を感じさせないほどフィールドを駆け回り続け、出場したほとんどの試合で両チーム合わせたタックル数ランキングで3位には入っていました。テレビで見てる分にはついついトライを取る選手に目が行きがちですが、ラグビーの勝敗を決めるのはロックの地味な活躍と言っても過言ではありません。個人的にはFWで一番かっこいいポジションです!
1~5番をまとめてタイトファイブと呼びます。
6・7:フランカー(FL)
6・7番はタックル屋さんのフランカーです!スクラムではプロップを外側から押し、ラインアウトにも参加します。6が左、7が右ですが、ロック同様で左右どっちもできる選手が多いです。タイトファイブよりも俊敏な選手が多く、フィールドプレーではタッチラインギリギリにいることが多いです。この戦術的意味については今回触れませんが、BKとともに攻撃を構築するようなパススキルやランスキルが求められます。ディフェンスでは敏捷性を活かしてタックルをし、ジャッカル(相手のボールに絡むこと)をするといったプレーが必要です。
私はこのポジションもやったことがあります。タイトファイブと比べればスクラムでの負担が少ない分、フィールドプレーでの高いワークレート(稼動量)が求められました。個人的に重大な仕事だったのは、スクラムからナンバーエイト(後で説明しますが8番の選手です)が直接ボールを拾い上げてスクラムのサイドにランを仕掛けてくる「エイタン」というプレーを止めることでした。強制的に相手の8との一騎打ちになるので責任重大です。正直相手の8が強いときは「こっちにエイタンするな!」と心の中で念じながらスクラムを組んでました(笑)。フランカーには狂人が多く、タックルのし過ぎで頭のねじが飛んでいる選手が珍しくありません。
8:ナンバーエイト(No8)
8番はスクラムの最後尾に構えるナンバーエイトです!高い身体能力が必要で、FWらしい強い体、ランもできるスピードや敏捷性、パススキル、状況判断のスキルなどが求められます。FWと統一する指揮官のような役割も強く、高いリーダーシップも必要です。その性質上、チームのキャプテンがエイトということも少なくないです。また、FLもできるという選手が多いです。
個人的な意見としてはしっかりもので頼りになる、男としてかっこいい人が多いのはこのポジションです!
6~8(フランカーとナンバーエイト)を合わせてバックローと呼びます。
次回はBK編ということでやっていきたいと思います!
お付き合いいただきありがとうございました!
では